オリンパスペン EES
昔から家にあったフイルムカメラ
レトロなかわいいフォルム
最初の「ペン」が世に出た経緯は、後年、オリンパスの取締役まで務めた技術者の米谷美久が、上司から「6000円で売れるカメラの開発」という課題を与えられたことに始まったんだって。
廉価かつコンパクトでありながら性能の良いズイコーレンズを装備して優れた撮影性能を発揮、しかもハーフサイズであるため通常の35mm判カメラの2倍の枚数が撮影できる経済性も相まって当時の大衆と専門家の双方から大歓迎され、1960年代を通じたベストセラーとなった。
ペンEES(1962年4月発売) - レンズは30mmF2.8となり、シャッター速度1/30、1/250秒の2速AE。3点ゾーンフォーカス。
35mmフィルムを使うハーフサイズカメラのアイデアは主としてフィルム消費の経済性を狙ったもの。フィルム画面面積の狭さから画質が悪くなりがちという根本的弱点があり、広く普及しなかったんだね〜。
ペンシリーズはカメラ技術者としての米谷の出世作となるとともに市場にオリンパスの名を広め、「ペン」はハーフサイズカメラの代名詞になりました。その後、1980年代後半まで生産が続けられ、2009年には、かつてのペンの名称とコンセプトを引き継いだ新たなペンシリーズがデジタルカメラとして発売され、今もヒット商品となっているんですね。
まだ、箱、取説も残ってますよ。
実はネットで売りに出そうかと悩んでます。
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